引き出しを開けると、細いコードがいくつも絡まっている。以前の我が家では、そんな光景が当たり前になっていました。スマホを充電するもの、イヤホンにつながるもの、何に使っていたのか思い出せない古いコード。それぞれを別の場所にしまっていたので、必要になるたびに引き出しや棚を開けていたのです。
コード類は小さくて軽いので、「あとで片づけよう」と脇へ置きやすいものだと思います。気づけばリビングの棚、書類の引き出し、寝室のかごに散らばり、同じような物があるような気もするのに、どこにあるかは分かりませんでした。
今は、家で使うコード類を一つの箱にまとめています。新しい収納を増やすというより、家の中に点々としていた置き場所を一つに寄せただけ。私にはそのほうが続けやすい整理でした。
BEFORE|絡まったコードの前で、手が止まっていました
以前は、コードを見つけた場所へそのまま戻していました。使い終えたスマホの充電器はリビングの棚、イヤホンはバッグの近く、予備らしい物は引き出しの奥。どれも置いた覚えはあるのに、必要なときには「どこだったかな」となります。
引き出しの中では、細いコード同士が重なっていました。一本を引っ張ると別の一本までついてきて、ほどいているうちに何を探していたのか分からなくなることも。使わなくなった物も、まだ使えるかもしれないと思うと、なかなか手放せませんでした。

「どこにしまったか」より、「どこへ戻すか」を決めたほうが早そうでした。
きっかけは、急いでコードを探したある夕方
ある夕方、出かける前にバッグへ入れようとして、いつも使うコードが見つからないことがありました。棚の上、引き出しの中、ソファ横のかごまで見たのに出てきません。最後に、前の日に使ったテーブルの端から見つけました。
そのとき、コードが足りないのではなく、帰る場所が多すぎるのだと思いました。そこで空いていたふた付きの箱を一つ用意し、家で使うコードをいったん全部そこへ集めてみることにしました。
集めてみると、同じような形の物が何本もありました。今も使っているもの、何に使う物か分かるもの、迷うものに分け、迷うものは別の小袋へ。すぐに結論を出さず、次に必要になったときに確かめられるようにしました。
ひとまとめにすると、箱を開けるだけで済みます
箱の中では、コードをゆるく丸めて、小さなひもで留めています。きっちり同じ形にそろえる必要はありません。次に使うとき、ほかのコードに引っかからず取り出せれば十分です。
置き場所は、リビングの棚の下段にしました。毎日目に入る場所ではないけれど、使いたいときにはすぐ手が届くところです。箱にまとめたことで、「引き出しにもあるかもしれない」と探す範囲が広がらなくなりました。
ある週末、家族から「充電するもの、どこだった?」と聞かれたことがあります。以前なら一緒にあちこち探していたと思います。でもその日は「棚の下の箱だよ」と答えるだけでした。箱の中にはすぐ使う物が見えていて、思った以上に気持ちが軽くなりました。

箱の場所を伝えられるだけで、探し物が家族の用事になりにくいと感じました。
AFTER|コードを探す前の気持ちが変わりました
今も箱の中がいつも整っているわけではありません。それでも、使い終えたら一つの箱に戻せばよいので、棚の上に置きっぱなしにすることは少なくなりました。
何に使う物か分からないコードを見つけたときも、すぐ処分するのではなく、迷う袋に入れておけます。必要な物を探す箱と、考える物を置く袋が分かれただけで、引き出しを開けたときの戸惑いが減りました。
続けるために、決めていること
箱は一つだけにすること。
予備の置き場所を増やすと、また探す場所が増えてしまうので、家で使うコードはこの箱へ集めます。
使ったあとに、ゆるく留めて戻すこと。
急いでいる日は丸めるだけでも大丈夫。次に取り出しやすい形にしておくことを優先しています。
迷う物は別の小袋に入れること。
今使う物と混ぜず、時々袋の中を見直します。何の物か分かったときに、必要かどうかを考えるようにしています。
今使っているのは、ゲキカグで見つけたふた付きの収納ボックスです。
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折りたたみ式で、使わないときは畳んでおけます。カラーはブラック・グレー・クリーム・ピンク・ショコラブラウン・シュガーホワイトの6色。サイズなど詳しくは商品ページで確認してください。
おわりに
コード類を一つの箱にまとめたことは、とても小さな変化です。それでも、必要な物を探すたびに引き出しをいくつも開けなくなり、絡まったコードを前に手が止まることが減りました。
きれいにそろえるより、戻る場所を一つ決めること。そんなやり方なら、私にも気負わず続けられそうです。

