冷凍庫の扉を開けるたび、奥に何が入っているのか分からないと感じることがありました。少しだけ残ったごはん、使いきれなかった野菜、買ってきたお肉。保存袋に入れておけば安心と思い、そのまま重ねていたのです。
冷蔵庫の中は目に入りやすいのに、冷凍庫は閉めてしまうと忘れがちです。気づけば、いつ入れたのか思い出せない袋が奥から出てくることもありました。今は月に一度だけ、冷凍庫の中を見直す時間をつくっています。
すべてをきれいに並べ直すためではありません。何があるかを知り、次の食事で使えそうなものを一つ見つける。そのくらいの見直しが、私には続けやすいようです。
BEFORE|冷凍庫の奥が見えなくなっていました
以前は、特売で買った食材や、少し余ったおかずを気軽に冷凍していました。保存袋の形がそれぞれ違うので、立てて入れるつもりでも、いつの間にか横に重なってしまいます。手前のものだけ使い、奥の袋はだんだん見えなくなっていました。
買い物のときに「これは冷凍庫になかったかな」と思っても、すぐ確認するのが面倒で同じようなものを買うこともありました。せっかく冷凍しておいたのに、使いどころが分からないまま残っているのは、少しもったいなく感じていました。

入れたときには覚えていても、数日たつと曖昧になってしまうのです。
きっかけは、見覚えのない保存袋を見つけたこと
あるとき、夕食の準備で冷凍庫を探していたら、奥から小さな保存袋が出てきました。中身は見れば分かるのですが、いつ冷凍したものだったのかは思い出せませんでした。そのとき、入れることばかりで、使う順番を考えていなかったことに気づきました。
それからは、月が変わる頃に冷凍庫を一度開けて見ることにしました。袋や容器を全部出すのではなく、手前から一つずつ中身を確かめます。早めに使いたいものを手前へ動かし、次の食事に使えそうなものを頭の中で一つ決めておくやり方です。
新しく冷凍するものには、できるだけ小さく中身を書いておきます。きれいな文字でなくても、自分が分かれば十分。後から見たときに迷う時間が減るだけで、冷凍庫を開ける気持ちが軽くなりました。
ある週末、残り野菜が昼ごはんになりました
ある週末、いつものように冷凍庫を見ていたら、刻んだ野菜の保存袋が二つ出てきました。以前ならそのまま戻していたかもしれませんが、その日はお昼のスープに入れてみることにしました。
特別な献立ではありません。冷凍していた野菜を使っただけですが、奥にあったものが食卓に出てきたことが少しうれしく感じました。冷凍庫を見直すと、「何を食べよう」と考えるときの選択肢が増えるのだと、そのとき思いました。

冷凍庫の奥にあったものを使えると、少し得をしたような気分になります。
AFTER|冷凍庫を開ける気持ちが変わりました
月に一度見直すようになってから、冷凍庫の中身を前より思い出しやすくなりました。手前にあるものを先に使おうと思えるので、買い物をするときも、家にあるものを一度考えるようになりました。
いつも整っているわけではありません。それでも、何が入っているのか大まかに分かるだけで、冷凍庫を開けたときの迷いが少なくなります。保存しておいた食材を、自分の暮らしにもう一度戻していくような気持ちになりました。冷凍庫の中に少し余白があると、次に保存するものの置き場所も考えやすくなります。
続けるために、私が気をつけていること
月に一度、手前から見る。 一度に全部を取り出そうとしません。手前の袋や容器を数個見るだけでも、今あるものを思い出せます。
中身は短く書いておく。 食材の名前だけでも、あとから見たときの助けになります。細かく書こうとして続かなくならないようにしています。
見つけたものを一つ使う。 見直した日に使えそうなものを一つ決めると、確認だけで終わらず、冷凍庫の中が少し動きます。
おわりに|冷凍庫の中にあるものを思い出すために
冷凍庫は、忙しい日の食事を助けてくれる場所です。だからこそ、入れっぱなしにせず、ときどき中身を思い出す時間を持ちたいと思うようになりました。
月に一度、保存袋を一つ手に取るところから。そんな小さな見直しなら、私にも無理なく続けられそうです。
