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毎日3分だけ家計簿に書いたら。50代の私がお金の流れを見直せた話

毎日3分だけ家計簿に書いたら。50代の私がお金の流れを見直せた話

50代になってから、お金のことが前より気になるようになりました。大きな買い物をしたわけではないのに、月末が近づくと「今月はどのくらい使ったのだろう」と、ぼんやりした不安が残っていたのです。

通帳や明細を見れば分かると思いながら、実際には後回しにしていました。細かく家計を管理するのは苦手で、ノートを用意しても続かない気がしていたからです。そんな私が始めたのは、毎日3分だけ、その日に使ったお金を家計簿に記録することでした。

BEFORE|月末になると、使った理由まで思い出せませんでした

以前は、買い物をしたあとにレシートを財布へ入れたままにしていました。食料品、日用品、ちょっとした外食。ひとつずつはいつもの出費でも、何日かたつと、何にいくら使ったのか曖昧になります。

月末にカードの明細や口座の動きを見て、「こんなに使っていたかな」と驚くこともありました。でも、その数字だけでは、どの買い物が必要だったのか、ついでに選んだものがあったのかまで分かりません。反省しようとしても、記憶があやふやで、ただ不安になるだけでした。

家計簿は、きれいに項目分けをして毎日続けるものだと思い込んでいました。その形にできない自分は向いていない、と始める前から少し身構えていたのだと思います。

まみぃ

数字を見ても、何に使ったのか思い出せないのがいちばん落ち着きませんでした。

きっかけは、財布の中のレシートでした

あるとき、財布を整理していたら、折れたレシートが何枚も出てきました。日付だけを見ても、その日の買い物のことをすぐには思い出せません。これを月末までためるから分からなくなるのだ、とそこで気づきました。

それからは、夕食の片づけが終わったころに、レシートとスマホをテーブルに置くようにしました。使っているのは、罫線だけの小さなノートです。「食料品 2,180円」「ドラッグストア 980円」のように、店や品物を細かく分けず、大まかな言葉と金額だけを書きます。レシートがない支払いは、思い出せる範囲で一行足します。

時間を決めず、3分たったら途中でもノートを閉じます。書けなかった日があっても、翌日にまとめて埋めようとはしません。私には、そのくらいのゆるさのほうが、またノートを開きやすいようでした。

ある日、同じものを買いそうになって手を止めました

ある日、日用品を買いに出かけたとき、洗剤の棚の前で特売の表示が目に入りました。予備があっても困らないと思い、かごに入れかけました。でも前の晩のノートに、似た日用品を買ったことを書いていたのを思い出しました。

家に帰って確認すると、棚にはまだ使いかけと予備がありました。その日は買わずに済ませ、ノートの短い一行が、家の中にあるものを思い出す助けになったのだと感じました。小さな買い物でしたが、記録は合計を出すためだけではないのだと思えた出来事です。

まみぃ

前の日に書いた一行を覚えていたので、棚の前で少し立ち止まれました。

AFTER|お金の流れを、少しずつ自分の言葉でたどれるように

続けてみると、毎月の合計をぴったり合わせられるようになったわけではありません。それでも、ノートを数ページめくると、食料品が続いた時期や、用事が重なって出費が増えたときのことを思い出せます。明細の数字だけを見るよりも、気持ちが落ち着くようになりました。

月末の不安が消えたわけではありませんが、「分からないから不安」だった部分は少し小さくなりました。何に使ったかを眺めてから次の月を迎えると、暮らしのお金を自分で見ている感覚が持てます。

続けるために、私が気をつけていること

項目を細かくしすぎない。 食料品や日用品など、あとで見て思い出せる言葉だけにしています。分類に迷う時間が長いと、ノートを開くのがおっくうになります。

レシートはその日のうちに出す。 財布に残したままだと、私の場合は忘れてしまいます。テーブルに置いておくだけでも、記録するきっかけになりました。

書けない日を責めない。 外出が続く日や疲れた日は、空白のままです。次の日にまた一行書ければよい、と考えるようにしています。

おわりに|3分の記録から始まったこと

家計簿をつけることは、私にとって暮らしを厳しく縛るための習慣ではありません。その日に使ったお金を短く書いて、今の自分の暮らしを見返す時間です。

ノートが空白の日もありますが、また書きたくなった日に開けばいい。これからも、3分で終わるこの記録を、無理のない形で続けていこうと思います。

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