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積読本を月に一度見直したら。50代の私が読みたい本に手が伸びやすくなった話

積読本を月に一度見直したら。50代の私が読みたい本に手が伸びやすくなった話

本屋さんで気になって買った本、友人から譲ってもらった本、あとでゆっくり読もうと思った本。気づけば本棚の端やベッドサイドに、読んでいない本が重なっていました。

一冊ずつは楽しみに選んだはずなのに、積み上がった本を見るたびに「読まなきゃ」と思ってしまう。読みたい気持ちより、できていないことのような重さが先に立つのが、少しさみしく感じていました。今は月に一度だけ、積読本を見直す時間をつくっています。

新しい本を迎える楽しみと、今ある本を読む時間は、同じようで少し別のものなのかもしれません。その違いを受け入れたら、本棚への向き合い方もゆるやかになりました。

BEFORE|本棚を見るたび、気持ちが急いていました

以前の私は、新しく買った本をひとまず本棚の空いている場所へ差し込んでいました。読みかけの本はベッドサイドに、いただいた本は机の脇に。そのうち、どこに何があるのか自分でもあやふやになっていました。

読書をしたい夜に本棚の前へ立っても、候補が多すぎて選べません。「あれもまだ」「これも途中だった」と考えているうちに、結局スマホを見て終わることもありました。本を読むことが好きなのに、積読本が増えるほど遠いものに感じていたのです。

まみぃ

本棚は楽しみの場所なのに、少し気が重くなっていました。

きっかけは、同じ本をもう一度買いそうになったこと

あるとき、本屋さんで気になる一冊を手に取りました。表紙に見覚えがある気がして帰宅してみると、同じ本が本棚の奥にありました。まだ読んでいないまま、ほかの本に隠れていたのです。

この出来事をきっかけに、全部を読もうとするのではなく、いま読みたい本を選び直してみることにしました。月の終わり頃に十分ほど、本棚の端とベッドサイドにある未読本だけを見るようにしています。

やることは三つだけです。まず、今も読みたいと思える本を二、三冊、本棚の取り出しやすい場所へ移します。次に、途中で止まっている本を一冊だけ開いてみる。そして今は気分ではない本は、無理に手放さず奥の一か所へまとめます。読む順番を決めるためではなく、目の前の候補を少なくするための時間です。

ある夜、途中だった一冊を開き直しました

ある夜、見直しのときに一冊のエッセイが目に留まりました。少し前に読み始めて、しおりを挟んだまま置いていた本です。最後に読んだページを開くと、内容を忘れているところもありましたが、数ページ読んでみるとまた続きを知りたくなりました。

その晩に読み終えたわけではありません。それでも、次に手に取る本が決まっただけで、寝る前の時間が少し楽しみになりました。「積んである本」ではなく、「今読んでいる本」と思えるようになったのがうれしかったです。

まみぃ

一冊を選べるだけで、ページを開く気持ちが変わるものですね。

AFTER|読みたい本を選びやすくなりました

月に一度見直すようになってから、未読本が急に少なくなったわけではありません。でも、本棚の前で迷う時間は前より短くなりました。今の自分が読みたい本が、手の届く場所にあるからです。

「いつか読む」本があること自体は、悪いことではないのだと思うようになりました。そのときの気分ではなかった本も、しばらくしてから手に取るとしっくりくることがあります。積読本を責めるのではなく、今の私に合う一冊を探すようになりました。

続けるために、私が気をつけていること

読む冊数を目標にしない。 一か月で何冊読むかは決めません。本を開く時間が少ない月があっても、次に読みたい本を選べたら十分だと思っています。

候補は二、三冊にする。 たくさん並べると、また選べなくなります。小説、エッセイ、実用書など、気分で選べるくらいの数にしています。

今ではない本を否定しない。 気が進まない本は、しばらく本棚の奥へ。手放すかどうかを急いで決めず、読みたい気持ちが戻るのを待つこともあります。

おわりに|本を読む前の気持ちを軽くするために

積読本を見直す時間は、片づけのためだけではなく、今の自分がどんな言葉を読みたいのかを確かめる時間にもなっています。

本棚に読んでいない本があると気になってしまう方も、全部を読み切ろうとせず、次に開きたい一冊を選ぶところから始めてみるのはいかがでしょうか。私もまた来月、本棚の前でゆっくり選び直すつもりです。

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