今年の7月末に、仕事を退職しました。会社員のころは、毎年12月になると会社が「年末調整」をしてくれていました。でも、今年はそれがありません。
来年の確定申告に向けて、わたしは今から書類を集めています。といっても、特別なことはしていません。届いたものを、決めた場所にしまっておくだけです。今回は、退職した年に集めている書類と、その保管のしかたを書いてみます。
退職した年は、年末調整がない
会社員のあいだは、お給料から毎月、所得税が引かれています。この金額はあくまで見込みなので、年末に会社が1年分を計算し直して、多すぎた分や足りない分を精算します。これが年末調整です。
ところが、年の途中で退職して、そのまま再就職しない場合は、年末調整を受けられません。わたしは退職後、夫の扶養に入りました(そのときの流れは扶養に入る手続きの記事に書いています)。会社に勤めていないので、今年の分は自分で確定申告をすることになります。
年末調整を受けていないと、税金を多く納めたままになっていることがあります。その場合は、確定申告をすることで、多く納めた分が戻ってきます。
ちなみに、秋になると生命保険料の控除証明書のハガキが届いて、年末調整や確定申告に使う人も多いと思います。わたしは生命保険や医療保険に入っていないので、このハガキは届きません。集める書類は、そのぶん少なめです。
出典:No.1910 中途退職で年末調整を受けていないとき(国税庁)

年末調整は、会社がしてくれていたから意識していなかったことのひとつ。辞めてみて、はじめて自分ごとになりました。
前の勤め先の源泉徴収票
確定申告でいちばん大事な書類が、源泉徴収票です。1年間に受け取ったお給料と、引かれた所得税が書かれています。
前の勤め先の源泉徴収票は、退職後、最後のお給料が出たときに受け取りました。退職してすぐではなく、最後のお給料が出たあとに届く、という順番です。もらったらすぐに、確定申告用の場所にしまいました。
タイミーの源泉徴収票
退職したあと、タイミーで何度か働きました。タイミーのお給料も、所得税が引かれていれば源泉徴収票があります。
タイミーの源泉徴収票は、働くたびに更新されていくので、いつでも最新のものがあります。紙で届くのを待たなくていいのは、ありがたいところです。
今年は、前の勤め先とタイミーの2つから、お給料を受け取ったことになります。確定申告では、この両方を合わせて申告します。
医療費の領収書は、そのつど記録
もうひとつ集めているのが、医療費の領収書です。病院や薬局でもらった領収書は、すべて取っておいて、そのつど記録もしています。だから、年が明けたらすぐに合計を出せる状態です。
記録しているのは、家計簿アプリのマネーフォワードMEと、AIに手伝ってもらって作った自分用の医療の記録アプリの2つです。家計簿のほうでお金の流れを、医療の記録アプリのほうで病院や薬局ごとの内容を残しています。
1年間に払った医療費が一定の額を超えると、確定申告で「医療費控除」が受けられます。一定の額は、ふつうは10万円です。ただし、その年の所得が200万円未満の人は、所得の5%の額になります。
出典:No.1120 医療費を支払ったとき(医療費控除)(国税庁)
医療費控除は、夫の申告で
医療費控除は、自分の分だけでなく、生計を一にする家族のために払った医療費も、まとめて申告できます。
わたしは、今年の医療費控除は夫に頼む予定です。控除は、払う税金を少なくするためのしくみです。退職したわたしより、収入があって税金を払っている夫の申告に入れたほうが、控除が生かせるからです。
なので、わたしの仕事は、領収書と記録をきちんとそろえて夫に渡すこと。そのつど記録してあるので、渡すときに困ることはなさそうです。

1年分の領収書を、年が明けてから探して集めるのは大変です。そのつど記録しておけば、あとは合計するだけ。わたしにはこれがいちばん気が楽です。
PDFは専用フォルダ、紙はファイルに
書類の保管は、形によって分けています。
- ・ PDFの書類 パソコンに専用のフォルダを作って、そこに保存しています
- ・ 紙の領収書 ひとつのファイルにまとめて、とじています
最近は、源泉徴収票や領収書がPDFでもらえることも増えました。紙とPDFが混ざると、どこにあるのか分からなくなりがちです。「PDFはここ」「紙はここ」と、しまう場所を1つずつに決めておく。それだけで、申告のときに探し回らなくて済みます。
確定申告は、パソコンで自分で
確定申告をするのは、今回がはじめてではありません。ふるさと納税をしていたころ、ワンストップ特例ではなく確定申告にした年があり、そのときはパソコンで申告しました。
国税庁のホームページには「確定申告書等作成コーナー」があって、画面の案内に沿って金額を入れていけば、申告書を作ることができます。一度やったことがあるので、今回もなんとか自分でできると思っています。正直、不安はあまりありません。
なお、税金が戻ってくる申告(還付申告)は、確定申告の期間とは関係なく、翌年の1月1日から5年間出すことができます。2月の申告期間を待たなくてもいい、というのは知っておくと安心です。
今、わたしの手もとにある書類
最後に、今そろっている書類をまとめておきます。
- ・ 前の勤め先の源泉徴収票 最後のお給料のときに受け取り済み
- ・ タイミーの源泉徴収票 働くたびに更新される最新のもの
- ・ 医療費の領収書 すべて保管して、そのつど記録。医療費控除は夫の申告で
どれも、届いたときにしまっておいただけのものです。年が明けてから慌てて探すことにならないよう、今のうちから置き場所だけは決めておく。退職した年の確定申告の準備は、それで十分だと感じています。
おわりに
会社を辞めると、それまで会社がしてくれていたことを、自分でする場面が増えます。年末調整もそのひとつでした。
でも、書類を1か所にまとめておけば、確定申告はそれほどこわいものではありません。同じように、今年退職した方や、働き方が変わった方の参考になればうれしいです。実際に申告をしたら、そのときのこともまた書いてみます。
