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会う予定を詰め込みすぎない。50代の私が人との時間に余白を残すようになった話

会う予定を詰め込みすぎない。50代の私が人との時間に余白を残すようになった話

以前の私は、せっかく会えるならと予定をぎゅっと詰め込んでいました。友人とのランチのあとに買い物、帰り道に用事を一つ。空いた日を無駄にしたくない気持ちがあったのだと思います。

でも帰宅すると、楽しかったはずの時間まで急いで終えたように感じることがありました。話したかったことを思い出したり、返事を急ぎすぎたかなと思ったり。年齢を重ねてからは、予定の数よりも、会ったあとに残る気持ちのほうが大切になってきました。

予定が多いほど、気持ちが置いていかれた

若い頃は、一日にいくつも予定をこなせることが少し誇らしかった気がします。今も元気な日には出かけられます。ただ、人と会う時間には、移動や身支度だけでは測れない気力も使うのだと気づきました。

楽しいおしゃべりのあとでも、帰宅してから少し静かに過ごしたくなる日があります。それを「疲れたから」と悪く受け取らず、気持ちを戻す時間なのだと思うようになりました。

体力の使い方が若い頃と変わってきたように、人と会うときの気持ちの使い方も、少しずつ変わってきているのかもしれません。それに気づかないまま予定を詰め込んでいた頃は、楽しかったはずの時間の記憶まで薄れてしまうことがありました。

私が変えたのは、約束の前後を空けること

今は、人と会う予定がある日は、前後に大きな用事を入れないようにしています。約束の前は、家を出るまでに少し座る時間を残す。帰宅後は、夕食を簡単にできるようにしておく。それだけです。

すると、遅れないようにと焦る気持ちがやわらぎました。会っている間も、次の予定を気にせず話せます。相手の話をゆっくり聞けると、同じ一時間でも受け取るものが違うように感じます。

実際にあった、小さな出来事

先日、友人とランチの約束をしていた日、その前に別の用事を入れそうになったことがありました。以前の私なら「せっかく出かけるから」とスケジュールに詰め込んでいたと思います。でも、約束の前は空けておくと決めていたので、その用事は翌週に回すことにしました。

結果的に、待ち合わせの前にお茶を飲む時間ができて、気持ちに余裕を持って会うことができました。友人と話しているときも時間を気にせず、いつもより長く話し込んでしまったほどです。予定を詰め込まなかったからこそ生まれた時間だったのだと思います。

予定表の空白は、何もしないためではなく、気持ちを置いてくるための時間です。

断るより、早めに伝えるようになったこと

以前は誘われると、まず都合をつけようとしていました。けれど今は「その週は予定が重なっているから、別の日でもいい?」と早めに伝えることがあります。相手を大切にしたいからこそ、余裕のないまま会わないようにしたいと思うようになりました。

もちろん、急な用事や会いたい気持ちを優先する日もあります。いつも同じようにできなくても、予定を入れるときに一度立ち止まるだけで、私には違いがありました。

家族と過ごす時間でも、同じことを意識するようになりました。用事のついでに顔を合わせるのではなく、会う時間そのものを大切にしたいと思うと、その前後の予定の組み方も自然と変わってきます。誰かと会う予定がある日は、「その日は何もしない日」と決めてしまうくらいが、私にはちょうどよいのかもしれません。

おわりに|人との時間を、急がず味わう

50代の今、会える人との時間はますます貴重に感じます。だからこそ、予定でいっぱいにするより、会ったあとに「楽しかったな」と思い返せる余白を残しておきたいです。

忙しくしていることが悪いわけではありません。ただ、誰かと過ごす時間だけは、急がずに味わいたい。そう思うようになってから、人と会う日が前よりも楽しみになりました。

次の約束を入れるとき、前後に少しだけ空白を作ってみる。それは自分のためだけでなく、目の前の人との時間を大切にすることにもつながるのかもしれません。

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