はじまりは、娘が育てていたメダカの容器でした。その容器では、メダカと一緒に睡蓮(すいれん)も育てていて、今年の5月には、こんなにきれいな花を咲かせてくれたんです。

今回は、娘と一緒にメダカを睡蓮鉢へお引っ越しさせた話と、土や水にふれながら過ごす時間の、思いがけない心地よさについて書いてみたいと思います。

きっかけは、大きく育った睡蓮
花を楽しませてくれた睡蓮ですが、その後もぐんぐん育って、葉がどんどん大きくなってきました。もとの容器では水面が葉でいっぱいになり、少し窮屈そう。娘が世話をしていたメダカたちも元気に数を増やしていたので、「もっと広い環境に引っ越させてあげたい」という思いが自然と湧いてきました。
そこで思いついたのが、睡蓮鉢へのお引っ越しでした。メダカにとってもっと快適な空間を作ってあげたい——そんな単純だけれど素敵な動機で、睡蓮鉢へのお引っ越し計画が始まりました。ホームセンターで睡蓮鉢を選ぶところから、もう娘はわくわくした様子でした。「どの大きさがいい?」「深さはどのくらい?」と一緒に検討する時間、その表情を見ているこちらまでうれしくなるような、そんな何気ない親子の時間でした。

「どの鉢にする?」と二人で選んでいる時間が、もうすでに楽しかったんです。
睡蓮を植えて、メダカもお引っ越し
いよいよ睡蓮鉢づくりの日。睡蓮はそのまま移植し、新しい土を丁寧に敷いて、水をそっと注いで——。 大切に育ててくれた命を預ける、そんな緊張感と期待感が混ざった時間でした。手も服も泥だらけになりながら、二人であれこれ言い合って進めました。
水がなじむのを待って、いよいよメダカたちのお引っ越し。新しい住まいにそっと放すと、メダカたちはしばらく様子をうかがっていました。初めての広い空間に戸惑っているのかな——そんなふうに見守っていると、やがてスーッと泳ぎはじめて、やっと安心できました。その小さな姿に、娘と思わず顔を見合わせました。
元の容器は、稚魚の育成用に
空っぽになった元の容器は、稚魚(赤ちゃんメダカ)の育成用として残すことにしました。大人のメダカと一緒だと、小さな卵や稚魚は食べられてしまうこともあるのだそう。命をつなぐために必要なこと、自然の営みの中での厳しさと優しさを同時に学んだようなそんな気持ちになりながら、分けて育てることにしました。
睡蓮鉢で親メダカ、もとの容器で赤ちゃんメダカ。ふたつの場所で命を見守る暮らしが、いつのまにか始まっていました。

土や水をいじる時間が、こんなに癒されるなんて
やってみて、いちばんの発見はこれでした。予想外だったのは、娘と一緒に土や水にふれている時間が、驚くほど心を落ち着けてくれるということ。毎日を忙しく過ごしていると、こんなに単純で、こんなにあたたかい時間が本当は大事なのだと、改めて気づかされました。
難しいことは何もありません。水草の様子を見たり、メダカの数を数えたり、葉についた汚れをそっと取ったり。ただそれだけのことなのに、スマホからも、考えごとからも、すっと離れられる。気づけば娘とぽつぽつおしゃべりしながら、ずいぶん長い時間をそこで過ごしていました。

忙しい毎日のなかで、こんなに静かであたたかい時間が持てるとは思いませんでした。
おわりに:小さな命と過ごす、ゆるやかな時間
メダカと睡蓮鉢のある暮らしは、特別なことは何もないけれど、毎日にちいさな楽しみと、ほっとする時間を運んできてくれました。睡蓮が花を咲かせる日を、いまから娘と心待ちにしています。
もし「おうちで何か生きものや植物を育ててみたいな」と思っている方がいたら、メダカと睡蓮鉢は、手軽にはじめられておすすめですよ。親子で一緒に楽しめるのも、うれしいところです🌿
はじめるときにあると便利なもの
最後に、これからはじめてみたい方のために、睡蓮鉢やメダカ用品を少しだけご紹介します。気になる方は、のぞいてみてくださいね。
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